a. 二人か、二人以上の鬼を決める。
b. 残りの人は、鬼に捕まらないように逃げる。つかまったら、そこから動けない。仲間が股の間をくぐれば解放される。(もしくは帽子をかぶり、仲間がその帽子を捨てれば解放。鬼は最初帽子を人数分持っており、つかまえたらかぶせる。仲間に助けられ、帽子を捨てられたら帽子を拾わないといけない)
a. ペアを作る。
b. 一人は目隠しをする。そして、もう一人が声で動きを指示する。「歩いて」「止まって」「右に曲がって」「しゃがんで」というように。目隠しをしているほうは、その声に従って動く。壁にぶつからないよう、うまく誘導する。
c. 2ペア同時に行う。
お互いぶつからないよううまく誘導する。
d. 3ペア同時に行う。
a. 5〜8人くらいのグループで、円になって立つ。
b. エネルギーを次々に誰かに受け渡していくゲームです。素早く反応し、エネルギーを爆発させて行うのがポイント。間違えたりして、止まったら、そこからまたやり直す。
c. エネルギーを誰かに渡す、三つの方法がある。この三つを使い分けること。
ジップ……隣り合わない相手にエネルギーを渡せる。片足をその相手の方向に踏みだし、両手の平を合わせて相手に向ける。このとき「ジップ!」と叫ぶ。
ザップ……隣りの相手にエネルギーを渡せる。片足をその相手の方向に踏みだし、相手がいる側の手を横に出して「ザップ!」と叫ぶ。
ポップ……相手からきたエネルギーを直接相手にはねかえせる。両腕をクロスし、「ポップ!」と叫んで防御する。
a. 膝を立てて寝る。目を閉じ、呼吸を整える。心地よい、リラックスした状態をつくる。
b. 右腕に力を入れる。数秒後、解放。全ての緊張が完全にゆるめられたことを確かめる。
c. 左腕も同様に行う。
d. 10秒おきにかわるがわる繰り返す。
e. 徐々に交替する時間を縮めていく。流れるように。
f. 脚や手、上腕など、部位を替えてやってみる。
a. リーダーからのシンプルな指示を聞きながら部屋を動き回る。例えば、「止まれ」「動け」「方向を変えろ」
b. 動きと意識を同調させる。例えば、部屋の中を歩いている間、お互いが積極的にコミュニケーションをとる。例えば、アイコンタクトをしたり、「やぁ」といったり、握手をしたり。 他にルールを作ってみる。
例)
・他の人とできるだけ距離を置いて動く。
・他の人とできるだけ近付いて動く。但し触れてはいけない。
・誰か(青い服を着ている、ショートヘアーの人など)にタッチする。
・誰かの腕・膝などをくっつける。
・ポーズをとる(地蔵、くの字、シェー)。
・背の高い人から背の低い人へと整列。
・年齢順に整列。
相手を感じることも、自分を感じることも大事。そうした中で、躊躇せずに動きに移していけるように。
(08)Carwash−洗車− エネルギー開放、イマジネーション、マイム
a. 4〜6人のグループに分ける。
b. 何人かが車の中に座っているとして、イスに座って並ぶ。
c. 残りの人たちが、車の形をイメージして、車を拭く。
d. 他の人とイメージの車に狂いが出ないように注意しながら、パントマイムで車を拭く。 車をイメージで作らず、人を立たせ(もしくは四つんばいにさせ)、他の人たちが全身を拭く。背中や顔などすみずみまで直接触って行う。
a. 円になって立つ。エクササイズは、見えないボールを人から人へとパスするというもの。
b. 重さが一定のボールを、異なるスピード、異なる高さでパスする。ここで特に大切な点は、身体の線・角度がボールの通る道を示しているということ。
c. 投げるときに声を発する。その声は、投げる人の手を離れてから、受ける人の手に届くまで発せられる。
d. ボールを受けると同時に、生きたエネルギーが身体に入り、投げるときにまたそのエネルギーが解放される。そのため、速い一直線のボールだと、受け手の身体をスピンさせるかもしれない。受け手は、スピンするにしろ受けたボールの軌道を新しい軌道に変えて、誰かに投げることになる。
e. このようにキャッチボールを行う。受け手は、見えないボールだけでなく、エネルギーと声も受け取っていることになる。
a. ペアで向き合って立つ。見えないボール1と同じく、見えないエネルギーのボールをパスし合う。今回は声を発さなくて良い。
b. トレーナーが手を上げると軽く、引く下げるとそのボールは重くなる。従って、トレーナーの手の高さに注意し、それに即してボールの重さが変わっているとイメージして行う。完全に手がまっすぐ上に上がると、羽のように軽く、手がまっすぐ下に下りた状態ではボウリングの球よりも重くなる。 トレーナーの右手は、重さと軽さを指示し、左手はボールの大きさを指示する。手を上に上げるとボールは大きくなり、手を下に下げると小さくなる。
エネルギーを発するよりも、イマジネーションが大切になる。
(11)It Takes What It Takes-同時に- マルチレベルフォーカス、集中
a. よく知っている歌をうたいながら、同時に与えられた課題をこなす。
b. 課題は、例えば計算をしたり、絵を描いたり、お金を数えたり、キャッチボールをしたり、英文を書き写したりなど。歌がうたい終わった時点で終了。 歌ではなく、様々なテーマについて語る。 何人か同時に行い、あとで誰がどんなことを語っていたか、思い出す。すなわち、「語る」「動く」「聞く」の三つのことを同時に行っていることになる。
a. 頭を中心に向け、円状になって、膝を立てて寝そべる。
b. トレーナーが「Ah〜〜」と発声すると、皆も同じ音程で「Ah〜〜」と発声する。
c. 息が続かなくなったら、違う音程に変えて「Ah〜〜」と発声し直す。そうすると、めいめい音程が違う状態になる。
d. トレーナーが「コンサート」と叫んだ瞬間、全員は音程を合わせなければならない。全員の音程は揃うが、また息が続かなくなったら、違う音程に変えて声を出す。これを繰り返す。
a. 円になって、向き合って座る。
b. 皆、めいめいに違うリズムで手拍子をうつ。
c. トレーナーが「コンサート!」と叫ぶと、全員のリズムを一定にさせる。
d. トレーナーが「解散!」と叫ぶと、またバラバラに手拍子をうつ。 バラバラにフロアを歩いていて、「コンサート!」というと、誰かの後ろをついて歩く。すなわち円になって歩くことになる。
全体に合わせるという意識。適応(アダプテーション)がなければ、アンサンブルは作れない。
(14)Tribe-部族- グループアウェアネス、アンサンブル
a. グループの中でスピードをそろえてフロアを移動する。(空いている空間に進んで行こうとしなくてよい)
b. はじめは、ノーマルスピードで、それからスピードを速めたり遅めたりする。グループの中で言葉ではない、意思疎通が必要になる。アイコンタクトは大切。 2つのグループに分かれる。スピードを決める司令塔をあらかじめ決め、2分間スピードを変えながら歩く。もう一方のグループが、誰が司令塔だったかを当てる。すなわち、第三者にわからないレベルのアダプテーションが必要になる。
フォーカスを視界一杯まで広げないといけない。当てるゲームでは、視線の動きで読まれないように。
(15)Group Clap-みんなでクラップ- 集中、グループアウェアネス、クイックフォーカス
a. 円になって、外側を向いて立つ。
b. 全員で、中指の先だけひっつけた状態でつながる。
c. 全員、同時に手を叩くことを目指す。すなわち、指が離れた瞬間を感じとって、クラップする。これが一致すればOK。 円にならず、中指がひっついていれば、蛇行した形でも、座ってたり立ってたりしてもどんな形でもよい。
a. 2グループに分かれて対決。先行と後攻を決める。
b. 先行グループの準備が整うまで、後攻グループは見えない場所で待つ。
c. リーダーを決め、リーダーが行う一連のアクションを一度見て覚える(一度が無理なら、ルールを二度もしくは制限時間60秒というようにする)。
d. 後攻グループの前で、全く同時にアクションを再現し、誰がリーダーであったかを当てる。
e. 同じように後攻グループが行う。
a. 円になって立つ。
b. ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ドと音程を順にいっていく。途中で誰でも下の「ド」をいってもいい。そうすると次の人はレから始まる。ドが二人続いてはいけない。そうやって繰りかえす。
c. 一定のリズムを保ち、音程を外さないように。
途中「ミ」のときには、「ミ」といわず、手を叩く。 途中「ソ」のときには、「ソ」といわず、足を鳴らす。 詰まった人が脱落するというルールを付け加える。
歌の発声練習にもなる。ピッチが一瞬で変化するので、その変化に即座に合わせて発声しなければならない。
(18)Finding Space-スペース- 空間アウェアネス、アンサンブル
a. 部屋の中を静かに歩いて移動する。空いている空間を探しながら。空いたスペースに辿り着いたとき、少しの間静止するかもしれないが、すぐまた別の空いているスペースへ移動する。
b. リーダーが、「ストップ」といったとき、その場で完全に静止する。 音楽をかけて、テンポ・リズムを変えながらやってみる。 雨が降っていると仮定したり、雪が降っていると仮定したり、状況を変化させてみる。
a. 円になって、立つ。ゾンビ役一人が中央に立つ。
b. ゾンビは両手を前に伸ばした状態で、円の中心から誰かに狙いを定める。常に、手の先である前を向いている。そして狙いを定めたら、真っ直ぐにその人へ近付く。
c. 狙われたと思ったら、ゾンビにつかまれる前に誰かにアイコンタクトをする。アイコンタクトを受けた人は、すぐさま狙われている人の名前を呼ばなければならない。
d. つかまれる前に名前が呼ばれたら、ゾンビは諦めてまた円の中心に戻り、新しいターゲットを決める。
e. つかまれてしまったら、つかまった人が次のゾンビとなって交代する。
a. 部屋を自由に歩き回る。動きの流れとリズミカルさ、しなやかさを維持しながら。
b. どのタイミングでもいいが、誰かが任意で腕を上げ、「ハイ!」と叫ぶ。その瞬間、身体を直立にさせた状態で前か後ろに倒れる。
c. 残りのものはすぐに倒れるのを防いであげる。
事前準備として、ペアでお互いに倒れるのを支える練習をしておくといい。
a. 同姓でペアを組み、1mくらい離れて立つ。
b. 一方が目をつぶり、一方がポーズを取る。
c. 目をつぶった方は、手触りで、相手がどんなポーズを取っているのか探る。より細かい所まで(指の形など)探る。
d. ポーズを解き、目を開く。
e. 目をつぶっていた側がポーズを取ってみる。どの程度合っていたかを確認する。
a. 円になって座る。そして、リーダーの命令や質問に対して即座に他のものは応えなければならない。考えるよりも早く。質問の場合はどんな変な答えでも良い。リーダーはイマジネーションを刺激する質問をする。
b. 質問例……2009年の流行語大賞は? 総理大臣の誰にも言えない隠れた趣味は?
c. 命令例……目の前にある箱を取って。箱の色は? 中に何が入ってる? 誰が入れた?
d. 音を要求する例……新発明のギターの音は? 赤いラクダの鳴き声は?
単なる質問や命令ではなく、常にイマジネーションが必要になる。答える側は即答できることが大事。
(23)101 Things To Do With An Action−アクションリレー− イマジネーション、観察、集中、即興、身体コントロール
a. 円になって座る。一人が立ち、マイムでアクションを行う。例えば、ボールを投げる動作をする、右腕を上げる、シェーのポーズをする、等。ワンアクションでよい。
b. 次の人が立ち、できるだけ正確にそのアクションを再現し、なおかつ、もう一つ新しいアクションを付け加える。そして、次の人へ。どんどん覚えるアクションが増えていく。
c. 何周か回るか、途中でわからなくなったら終了。
(24)Musical Sculpture−音楽彫刻− イマジネーション
a. ペアに分かれる。お互い向き合って一列に並ぶ。
b. 映画音楽などを30秒〜1分流す。一方をA、もう一方をBとすると、Aは彫刻で、Bが彫刻家となる。Bは、音楽を聴いたイメージから、Aの身体や表情を動かし、作品をつくる。
c. お互いの作品を鑑賞し、A、B交代する。
音楽は、あらかじめみんなで持ち寄ってもいい。感情やテーマを、独創的に表現してもらいたい。
(25)Points on the Floor−床にタッチ− チームワーク、頭の回転、リーダーシップ、独創性
a. 4〜5人のグループに分かれる。
b. 床に身体の一部がついている状態をポイント換算する。2本足で立っていたら2ポイント。両手と両足ならば4ポイント。五本の指と片足ならば6ポイントとなる。全員のぶんを合計した数が求められる。
c. リーダーは数を指定し、グループはできるだけ早く、しかし独創的なポーズで、その数をつくる。
d. 床で慣れたら、次は床と椅子で行う。例)「床:12 椅子:25」というように
e. 次は床と椅子とテーブル。
f. 次は床と椅子とテーブルと壁。
(26)Concentration−集中力− イマジネーション、集中力、観察力
a. リラックスできる椅子に座り、初めて見る物体や絵、写真を観察する。アラームは5分以内でセットしておく。形や色などあらゆる要素に着目し観察する。はじめは全体的に。それから細かく。
b. アラームが鳴ったら、目を閉じ、心の中で観察したものをイメージする。
c. 目を開けて、実物と比べてみる。 心の中で、その絵や写真を動かして展開させてみる。 ペアやグループで行う。観察するものは自分だけが見て、目をつぶって、口頭で説明する。その後、全員で実物を確認する。 一人でも出来るトレーニング。しっかりと集中して観察しよう。俳優は想像力が大切なので、具体的に思い描けるように。余裕があるようであれば、イメージを単なる静止状態から脱して、動かしてみよう。
(27)Oh,Balls!−オー、ボールズ− 集中、反応、マルチレベルフォーカス、コミュニケーション
a. 6〜10人ぐらいで円になって立つ。
b. ボールに名前を付けておく。ボールをパスするが、ちゃんとアイコンタクトを取ってからパスする。
c. ボールが床に落ちてしまったら、落ちた瞬間全員でボールを指さして、ボールの名前を叫ぶ。
d. ボールを徐々に増やしていく。(人数の1/3〜半分まで) 歩きながらやってみよう。